本文へ移動
AIプラスチャンネル生成AIの使い方・資料選び・回答の確かめ方。

10代向けChatGPTに大学出願の計画機能|単語カード・クイズの追加と、日本で使える範囲

情報確認日:2026年10月8日

OpenAIは2026年10月7日(米国時間)、18歳未満向けのChatGPT「ChatGPT for Teens」の新機能と、これまでの利用状況を発表しました。大学出願の準備をまとめて管理する「College Planner」を近く追加するほか、ノートから単語カードやクイズを作る機能を強化します。公式発表

この記事では、新機能の中身、OpenAIが公表した10代の使い方、そして日本の利用者が今使える範囲を分けて整理します。

この記事の要点は次のとおりです。

  • College Plannerは、志望校ごとの出願要件・締め切り・やること・奨学金の手続きを一つの計画にまとめる機能。まずは米国の10〜12年生(日本の高校1〜3年生にほぼ相当)向け
  • ノートを複数ページ続けて撮影し、1つのPDFにまとめる機能がiOSで使えるようになった
  • ノートや話題から単語カード(フラッシュカード)を作り、覚えたもの・間違えたものを分けて復習できる
  • 10代の1日の平均利用時間は15分未満で、3時間以上続けて使う10代は2%未満だったとOpenAIは説明している
  • ボストン小児病院の研究所と組み、約22人の学生が参加する評議会で10代の意見を製品に反映する

ChatGPT for Teensとは

ChatGPT for Teensは、18歳未満と判定されたアカウントに自動で適用される標準の使い方です。学ぶこと、考えを深めること、根拠を確かめることを支えるよう設計されています。ChatGPT for Teensの公式紹介

OpenAIによると、10代がよく選ぶ会話の始め方は「質問をして考えを深めたい」「下書きに意見がほしい」「根拠の確認を手伝ってほしい」でした。ある1週間では、約120万人の10代が数学や理科の概念を図で理解する機能を使い、18万人以上が一歩ずつ学ぶ学習モードを使ったとしています。

10代はどのくらい使っているのか

ChatGPT for Teensには、休憩を促すリマインダーが組み込まれています。OpenAIが公表した利用状況は次のとおりです。いずれもOpenAIの集計です。

項目 OpenAIの発表
1日の平均利用時間15分未満
3時間以上続けて使う10代2%未満
休憩リマインダーが出た会話約半数で、5分以内に休憩するか会話を終えた
3時間以上続いた利用80%超で、学習に関する依頼が1つ以上あった

OpenAIは、10代のSNS利用時間として報告されている平均5時間と比べ、受け身でスクロールする使い方とは違うと説明しています。ただし比較の基になる数字は別の調査で、条件をそろえた比較ではない点に注意が必要です。

College Planner:大学出願の「段取り」をまとめる

OpenAIによると、米国では毎週数十万人の10代が、大学出願の計画にChatGPTを使っています。出願の段取り、締め切りの管理、学校の下調べ、学費援助の理解などです。

College Plannerは、志望校リストにある学校ごとに、出願要件、締め切り、やること、学費援助の手続きを一つの計画にまとめます。進み具合を更新し、タイムラインで先の予定を立て、残りの作業を確認できます。途中で「この要件はどういう意味か」と質問することもできます。College Plannerの公式説明

学費援助の要件を理解する、学校ごとの援助の締め切りを管理する、奨学金や出願料の免除を探す、といった手伝いもします。OpenAIは、どこに出願するかを決める本人の作業を代わりにやるのではなく、実務的な手順を支える設計だとしています。

項目 内容
提供時期近日中(具体的な日付の記載なし)
最初の対象米国の10〜12年生(日本の高校1〜3年生にほぼ相当)で、4年制大学を目指す生徒
今後の予定他の国への展開、2年制大学・専門学校・職業訓練校などへの対応拡大

あわせてOpenAIは、資源の少ない高校に若い進学アドバイザーを送る非営利団体College Advising Corpsを支援します。活動州の拡大と、AIの使い方を試すフェローシップ制度の立ち上げに充てるとしています。

ノートから単語カードとクイズを作る

生徒から「ノートを撮影してアップロードするのに何時間もかかる」という声があったとして、学習教材づくりの手間を減らす機能が加わりました。

  • 連続撮影:ノートを複数ページ続けて撮影し、自動で1つのPDFにまとめる。iOSで利用でき、Androidは対応を進めている
  • 単語カード:授業のノートをアップロードするか話題を選ぶと、復習用のカードを作る。覚えたカードに印をつけ、間違えたカードに戻り、順番を混ぜて繰り返せる。カードは10代向けのライブラリに保存され、続きから再開できる。練習の予定をスケジュールとして設定することもできる
  • クイズ:ノートをアップロードして、答えを選べるクイズに変えられる。クイズを作ってほしいという意図を、会話から以前より正しく読み取る

10代の意見を製品に反映する評議会

OpenAIは、ボストン小児病院のDigital Wellness Labと、その独立した学生諮問評議会を今後3年間支援します。AIが10代の生活にどう関わるかを本人たちから直接聞き、設計に関わってもらう取り組みです。Digital Wellness Lab

2026〜27年度は約22人が2つのグループで参加します。14〜18歳の約12人は地域のデジタルウェルビーイングの企画に、16〜20歳の約10人はAIチャットボットや新しい技術に取り組みます。10代向けの安全設定、保護者による管理機能と通知、AIリテラシーについて意見を求める予定です。

日本の利用者が今使える範囲

College Plannerは米国の4年制大学向けとして始まるため、日本の大学受験には今のところ対応していません。日本の入試制度への対応時期は、発表に書かれていません。

単語カードとクイズ、連続撮影の機能は、発表文に提供地域の限定が書かれていません。ただし日本の10代のアカウントで使えるかは、実際の画面で確かめる必要があります。

分かったこと・まだ分からないこと

区分 内容
分かったことCollege Plannerの内容と最初の対象(米国の10〜12年生)
分かったこと連続撮影はiOSで提供中、単語カードとクイズの使い方
分かったことOpenAIが集計した10代の利用時間と休憩リマインダーの効果
まだ分からないことCollege Plannerの提供開始日と、日本への対応予定
まだ分からないこと単語カードとクイズが成人のアカウントでも使えるか
まだ分からないこと利用状況の数字の集計方法の詳細

保護者・学生が確認したいこと

  1. 志望校や出願の判断は自分でする:College Plannerは段取りを整理する道具で、どこに出願するかは本人と家族、先生が決めるものです
  2. 締め切りは学校の公式情報で確かめる:AIがまとめた日付でも、出願要項の原本で最終確認します
  3. 単語カードの中身を点検する:ノートから自動で作ったカードには、読み取りの誤りが混じることがあります。最初の数枚は元のノートと見比べます
  4. 使う時間の目安を家族で話す:休憩リマインダーはありますが、利用の仕方は家庭で決めておくと安心です

まとめ

10代向けChatGPTは、調べものの相手から、出願の段取りや復習まで支える学習の道具へと広がりつつあります。College Plannerはまず米国向けですが、ノートから単語カードやクイズを作る機能は、日本の中高生の定期テスト対策にも役立ちそうです。

AIに任せるのは手間のかかる整理まで。何を選ぶか、何が正しいかを確かめるのは自分、という使い分けを意識すると、安心して活用できます。

出典

関連記事

ほかの記事を探す
ホームで目的から探す →
タイトルとURLをコピーしました