情報確認日:2026年10月5日
GPT-6 Lunaは、問い合わせの分類や、商品説明から項目を取り出すような大量処理に向けたモデルです。OpenAIは2026年9月22日に公開しました。外部のアプリからAIを呼び出すAPIの標準料金は、100万トークン当たり入力0.10ドル、出力0.50ドルです。OpenAIの更新履歴
用途の位置づけはOpenAIの説明です。導入を判断するときは、自分の資料で必要な精度が出るかを確かめ、費用と合わせて比べてください。
文章と画像を受け取り、文章を返すモデル
GPT-6 Lunaはテキストと画像を入力でき、結果はテキストで返します。音声や動画の入出力は対象ではありません。開発者向けAPIのモデルIDは「gpt-6-luna」です。GPT-6 Lunaのモデル情報
たとえば、メールの本文を「請求」「納期」「その他」に分ける、商品情報から名称・型番・注意事項を取り出す、といった利用が考えられます。これらは編集部の想定例で、本記事では正答率を測定していません。
最初に、返してほしい結果の形を決めてください。「分類名を一つ返す」「本文にない項目は未記載とする」と仕事を絞ると、依頼どおりに処理できたかを点検しやすくなります。
入力27万2,000トークン以下の標準料金と、1件の費用を確認する
入力0.10ドル、出力0.50ドルは、入力が272,000トークン以下の場合の、100万トークン当たりの標準料金です。トークンは、AIが処理する文章などを分けて数える単位です。前の処理を再利用するキャッシュ済み入力は0.01ドル、再利用するためにキャッシュへ書き込む分は0.125ドルです。長い入力には別の料金条件があります。公式料金表
説明用に、通常の入力が合計100万トークン、出力が合計20万トークンなら、モデルの処理料金は0.10+0.10で0.20ドルとなります。長文料金、キャッシュ、検索などのツール利用料、税や為替、アプリ運用費用を含めない計算例です。
よく使う文章を処理し、入力と出力のトークン数を記録してください。その使用量から、件数を増やした場合の費用を見積もれます。日本語の文字数とトークン数は異なります。
編集部は、APIの請求額と、人がやり直した件数・時間を記録する方法を提案します。モデルを替えて修正の手間が増えた場合も、仕事全体の費用に含めて判断できます。
考える量を選ぶ設定と、ツールを使えるAPIの条件
Lunaは、答えを出すまでに考える量をnone・low・medium・high・xhigh・maxから指定でき、標準はmediumです。組み込みツールや、アプリ側の処理を呼ぶ関数呼び出しにはResponses APIを使います。Chat Completionsでは、考える量をnoneに設定した場合に関数呼び出しを使えます。推論設定とAPIの条件
アプリを選ぶときは、検索や社内資料への接続、結果の確認画面を調べてください。同じLunaを使っていても、アプリ側の構成によって使える機能は変わります。
画像入力を使う場合は、9月25日の不具合修正後に再評価する
OpenAIは9月25日、GPT-6 SolとLunaで、画像をモデルへ渡すための処理に不具合があり、画像理解の結果を悪化させていた問題を修正したと発表しました。画像入力を使う場合は、評価と、影響を受けた作業を再実行するよう案内しています。画像入力に関する修正履歴
発売直後の評価で画像入力が用途に合わなかった場合は、同じ資料を修正後に処理し、正解と比べてください。今回の不具合修正と、個々の画像を正しく読み取れるかは、別に確かめる項目です。
編集部の提案は、通常の資料に加え、文字が小さい画像、紛らわしい型番、情報が欠けた例を含めて試すことです。正解と照らして、安く処理できる仕事と、人の確認が必要な仕事を分けます。
自分の資料で精度、費用、人の確認にかかる手間を確かめ、条件を満たした仕事から利用範囲を広げてください。Lunaの低い単価を生かせるかは、実際の作業で判断しましょう。

