情報確認日:2026年10月13日
Claude Projectsでは、「答えの根拠になる資料」をプロジェクトの知識へ、「どう答えてほしいか」をプロジェクトの指示へ分けて置くと、毎回の説明を減らせます。その日の依頼だけに使う条件は、個別のチャットに書きます。
公式ヘルプでは新しいProjectsのベータ版も案内されていますが、既存のProjectsは引き続き動作すると説明されています。この記事は、知識と指示を設定してチャットする既存版の使い方を対象にします。Claude公式のProjects説明
「覚えてほしいこと」を三つに分ける
プロジェクトには、関連文書、テキスト、コードなどを知識として登録できます。また、そのプロジェクトでの回答を調整する指示を設定できます。プロジェクトの知識と指示
例えば、商品案内の原稿を作る仕事なら、次のように整理できます。これは運用方法の例です。
| 内容 | 置く場所 |
|---|---|
| 商品仕様、料金表、問い合わせ先 | プロジェクトの知識 |
| 結論を先に書く、表記を統一する | プロジェクトの指示 |
| 今回は既存顧客向けに400字で書く | 今回のチャット |
料金表を指示欄へ長く貼り、文章の好みを資料の隅に書くと、後から直す場所が分かりにくくなります。情報の役割で分けると、更新漏れにも気付きやすくなります。
資料には「何の版か」を付ける
知識に入れるファイルは、名前だけで対象を判別できるようにします。「料金表_最新版」を増やすより、「料金表_2026年10月適用」のように適用時期を明記する方が比較しやすくなります。
さらに資料の冒頭へ、対象商品、対象地域、更新日、問い合わせ先をまとめておくと、同じ名前の別サービスとの混同を減らせます。ファイル名の更新日と、制度や価格が適用される日は別なので、両方が必要な資料では分けて記載してください。
古い版を残すなら、「比較用の旧版」と分かる名前にします。通常の回答には現行版を使い、過去との比較を頼んだときだけ旧版を参照する、と指示にも書けます。
指示は、確認できる行動で書く
「正確で読みやすく」「良い文章にして」だけでは、仕上がりの基準が広すぎます。どこをどう整えるかが分かる言葉に変えます。
例えば、次のような指示です。
資料に書かれた料金と条件を使う。対象外の条件も本文中に示す。資料に答えがない項目は推測で埋めず、確認が必要な項目として分ける。冒頭に読者への答えを書き、専門用語は最初に説明する。
これは正解を保証する設定ではありません。出力を読んだ際に「資料にない料金を足していないか」「条件が落ちていないか」を確かめられる形にするための指示です。
文体や立場も、仕事ごとに必要なものだけを置きます。一つのプロジェクトに営業案内と社内監査の書き方を混在させるより、読者や用途をそろえた方が修正の理由を整理できます。
最初は一件を試し、資料と指示のどちらを直すか見る
設定を大量に書いてから使い始めるより、実際によくある質問を一つ入れて試します。「解約時の費用を説明して」など、答えの根拠が確認できる依頼が向いています。
答えが違った場合は、原因を分けます。資料が古ければ資料を更新し、表現が長ければ指示を調整します。今回だけ読者が異なるなら、個別チャットの条件を補います。すべてを指示の追加で直そうとすると、後から矛盾した指示が残りがちです。
共有プロジェクトを使う場合は、誰が知識や指示を編集できるかも確かめます。公式案内では、組織向けの閲覧権限と編集権限はできることが異なります。更新担当を決め、変更した資料と日付を短く記録すると、回答が変わった理由を追いやすくなります。共有と権限
参照資料
仕様の確認日:2026年10月13日。
