情報確認日:2026年10月5日
GPT-6 Astraの文章を速く出力する「Ultrafast」は、アプリの応答を待つ時間を減らしたい開発者向けの選択肢です。OpenAIが2026年9月29日に、APIの処理モードとして追加しました。OpenAIの更新履歴
同じ課金対象のトークン数で比べると、入力・出力の単価は標準の6倍です。APIでUltrafastを指定する設定と、ChatGPTやCodexの画面でアストラを選ぶ操作を分けて確認してください。
「最大8倍」は出力速度の案内。作業全体の時間は別に測る
OpenAIは、Ultrafastを標準モードより最大8倍速いAPIの処理モードと案内しています。更新履歴では、生成する出力トークンの間隔を短くする機能と説明しています。Ultrafastの公式ガイド、9月29日の更新
トークンは、AIが文章を処理する単位で、文字数とは数え方が異なります。作業全体の時間には、文章の出力に加え、資料の取得、外部サービスの応答、成果物の確認も含まれます。
たとえば、AIがウェブページの読み込みを待つ仕事では、その待ち時間まで同じ倍率で短くなるとは限りません。本サイトでは実測していないため、「記事作成が必ず8倍速くなる」とは評価しません。
APIの入力・出力単価は標準の6倍
2026年10月5日に確認した料金は、次のとおりです。
| 処理モード | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| Standard(標準) | 10ドル | 50ドル |
| Fast | 20ドル | 100ドル |
| Ultrafast | 60ドル | 300ドル |
いずれも100万トークン当たりのAPI料金です。入力が272,000トークン以下の場合で、キャッシュを使わない入力を掲載しています。長い入力やキャッシュ利用には別の料金があり、ChatGPTの月額料金とは別です。OpenAIの公式料金表
Ultrafastの入力・出力単価はいずれも標準の6倍です。同じ課金対象トークン数で比べた、料金表上の計算です。
仮に入力10,000トークン、出力2,000トークンなら、標準は0.20ドル、Ultrafastは1.20ドルです。説明用の計算で、追加のツール料金やキャッシュ利用などは含めていません。実際の請求額は、使った量と条件で変わります。
Responses APIで指定する。ChatGPT・Codexの画面は別に確認
公式ガイドでは、GPT-6 AstraのUltrafastはAPI利用者に提供され、利用量の上限があるとされています。指定するのはモデルIDのgpt-6-astraと、処理モードのultrafastです。Ultrafastの公式ガイド
{
"model": "gpt-6-astra",
"service_tier": "ultrafast"
}
この例が示しているのは、APIの設定部分です。ChatGPTやCodexの一般画面でスイッチを探す場合は、各サービスの提供状況を確認してください。
データ処理はグローバル処理と米国のデータ所在地に対応し、EUなど米国外の地域処理エンドポイントには対応しません。保存・処理場所に条件のある業務では、導入前に確認してください。Ultrafastの提供条件
画面の前で待つ仕事を一つ選び、時間と費用を比べる
編集部は、まず「人が画面の前で出力を待つ仕事」を一つ選ぶ方法を提案します。同じ資料と指示で、標準とUltrafastの完成までの時間、課金対象の量、修正回数を記録してください。
夜間にまとめて処理する仕事では、出力速度より費用を優先できる場合があります。顧客とのやり取りで待ち時間が問題になっているなら、短縮できた時間と追加費用を比べて判断できます。
アストラを使える場所の基本は、関連記事「GPT-6 Astraはどこで使える?ChatGPT・Codex・APIの確認方法」で整理しています。今回の更新は、そこで扱うAPI利用に加わった速度の選択肢です。

